ハーブとの出会いは娘たちの旅立ちと重なります。
長女の進学が決まった頃・・ホームセンターの片隅で、自己主張していたジャーマンカモマイル！
あの優しげな葉形に強く引かれて一株購入。
寒さに向かう季節でもあり、部屋の中で大切に育てました。それなのに・・・・
日を経るごとに元気がなくなってゆくのです。次第に葉が白い粉をふいたようになってしまいました。
思案の末、屋外へ出してみたのですが・・・ナント！！みるみる元気になっていったのです。
ハーブについての知識などまるでなかった、10年も前のことです。
それでも、カモマイルの気持ちが解ったようなうれしさを味わったものです。
旅立ちの春に、あまいりんごの香りのする花をたくさんつけてくれました。
それから毎年こぼれ種で・・小さな菜園のあちらこちらで笑顔を振りまいてくれます。
　更に3年後・・・次女の再挑戦の初冬。大好きな香りのパイナップルセージの挿し穂をしました
春の芽出しを願いつつ、部屋の中で温度と、水に注意しつつ管理、次女の門出を信じて・・・
早春、産毛に覆われたかわいい新芽が、合格を祝ってくれたのです。
春から初冬まで玄関わきで、「いってらっしゃい」・・「おかえり」と声をかけてくれます。
娘たちの幸せを願いつつ送る私のハーバルライフは、これからも続きそうです。