11一関JC of 一関青年会議所 オフィシャルサイト

理事長所信
第56代理事長 千葉 佳造

スローガン
I LOVE 一関


「皆さん、一関が好きですか?」
昭和30年の設立以来社団法人一関青年会議所は「明るい豊かな社会の実現」を目指し時代に応じた活動を55年間積み重ねてまいりました。諸先輩方のまちづくり・ひとづくりへの熱い思いは地域に多くの功績を残しその精神は今も脈々と受け継がれています。
昨年は第55代の昆理事長の掲げられたスローガン「メンバーの、メンバーによる、メンバーのためのJC」のもと全会員一致団結し活動を展開して参りました。おかげさまをもちまして会員の増員、自己研鑽による資質向上、団結の強化、士気の高揚と多くの成果に繋げる事が出来ました。私が数ある映画の中で最も好きなのが「七人の侍」です。前編で村人達は故郷を守るべく野武士と戦う決意を固め、侍を集め、訓練を行い、村を砦にし、団結を強化し決戦に備えます。後編は強大な相手に一歩も退かず、多くの困難を乗り越え、それぞれ得意とする戦い方で、力を出し尽くし、故郷を守り抜きます。昨年が前編ならば今年は後編。いよいよ打って出る時です。



 これまで一関は外交官、学者、医師等多くの偉人を輩出してきました。「文武両道」という言葉がありますがどちらかというと「文」の印象が強いのではないでしょうか。しかし私は「武」にも誇りを感じます。 
 一関藩田村氏祖、平安時代の征夷大将軍坂上田村麻呂公。長谷堂合戦に於いて直江兼続、前田慶次郎率いる上杉軍2万を破り関ケ原合戦での東軍勝利に貢献した一ノ関城城主留守政景公と一関の兵3千人。東京都日野市に今も残る新撰組近藤勇、土方歳三両氏の忠節を称えた忠節両雄之碑。新政府の厳しい監視下で命を賭けその碑文を作成した奥羽越列藩同盟の参謀格大槻磐渓氏。日本海海戦でのバルチック艦隊殲滅後、ルーズベルト大統領仲介のもと小村寿太郎氏と共に全権委員として日露講和条約を締結した元一関藩藩士高平小五郎氏。関ケ原合戦、戊辰戦争、日露戦争。一関のサムライ達は日本史の分岐点で常に大きな役割を果たして来ました。
 自らの為ではなく誰かの為に戦う。困難から退かない。裏切らない。その誇り高き精神は岩手宮城内陸地震を乗り越えるべく地震の同日に札幌200万人の大観衆の中堂々と舞った小さなサムライ達へ、我々市民へと受け継がれています。それら全てのサムライ達に関連する事業を率先して行ってきた一関青年会議所を誇りに思います。また今後とも地域の方々が誇りを持てるような活動を展開して参ります。


 我々の掲げる「明るい豊かな社会実現」のため地域の方々と共に為し遂げたい事業は大きく4つあります。4月の講演会事業、6月の社会開発事業、8月の2代目時の太鼓大巡行、10月の青少年育成事業。その全てで地域の方々の笑顔を見たい、喜んでいただきたいと思っています。
 JC活動に不可能は無く奇跡も無いと考えます。大切な事はどれだけの強い気持ちか、絶対やると腹を括れるか、どれだけ面白そうか、誰の為にやるのか、何の為にやるのか、聞いた瞬間鳥肌が立つか、涙が溢れるか、ゾクっとするか、笑顔になるか、プッと吹くか、黒目が大きくなるか、無意識にこぶしを握っているか。魂が全てではないでしょうか。
 人が少ない、予算が無い、分からない事が多い等々出来ない理由は無限にあります。確かにそれらはその通りかもしれません。しかし、そんなもの言葉は悪いですが「クソくらえ」です。人が少なければどこかと組めばいい。分からない事があれば専門家に加わってもらえばいい。予算が足りなければ助成制度に応募すればいい。出来ないからやらないじゃなく出来ないからこそやる。仕事の場合は皆それぞれ事情がある。しかしJCは自分の立ち位置と定めた目的に定規を当て、一直線に線を引く。JCはそれでいい。それがこの10年間に先輩の背中から教わり、ご協力下さった地域の方々から教わり、実感したことです。


 2008年12月より公益法人制度は制度改革が行われ新制度に移行となりました。国内全ての社団法人は2013年までに公益社団法人か一般社団法人団法人に移行しなければ解散となります。我々は2012年度の一般社団法人認可を目指します。
理由は大きく3つ。まずは実務負担。公益社団法人の場合認定前も認定後も実務負担が大きく会員が忙殺される事が予想されます。毎年活動内容を査定され場合によっては認定を取り消される可能性もあります。
 次に税制の優遇。公益社団法人は様々な税制の優遇措置を受けられます。しかし我々のような非営利型社団法人であれば一般社団法人であっても公益社団法人と同等の優遇措置が受けられます。
 最後に公益と受益者の概念。公益目的事業とは「不特定かつ多数の人の利益の増進に寄与するもの」と謳われています。しかし地域には本当に困っている方々がおり、その困っている理由故に不特定ではなく特定されます。多数という概念も現時点では事例が乏しく解釈が分かれるところです。公益社団法人の場合全支出の半分以上は公益目的で支出しなくてはなりません。残りから運営資金、継続事業費、困っている方への事業、JCの信条「修練」に繋がる自己研鑽事業の費用を捻出するのは非常に困難だと考えます。本当に困っている方々に全力で当たる事が出来なければ何の為の活動なのでしょう。一関はこれまで台風、洪水、地震と多くの災害に見舞われてきました。その我々だからこそ辛い思いをしている方の気持ちをいの一番に考え活動をしていくべきだと考えます。


 誇りある一関の地で社団法人一関青年会議所第56代理事長を務めさせて頂く事を光栄に思い、その名に恥じぬよう精一杯精進する事をお誓い申し上げます。至らぬ点が多く未熟な私でございますが何卒ご指導ご支援を賜りますよう心よりお願い申し上げます。地域の皆様と会員の皆様のご多幸、ご健勝を心よりご祈念申し上げ結びとさせていただきます。


ブナの如く青々と ウグイスの如く声高く 菜の花の如く朗らかに

会員拡大の実践             

外部への積極的な発信

人間力溢れるリーダーの育成       

地域の活力に繋がる活動 

笑顔溢れる社会開発活動

元気一杯な青少年の育成         

特命業務の完遂       

情報収集及び積極的な勧誘

HP及びとびらによる情報の発信

若手リーダー育成に繋がる事業の実施

公開型講演事業の実施

笑顔溢れるまちづくり事業の実施

体験型青少年育成事業の実施

夏まつり3事業の実施・新法人制度への申請準備