「indiraのオリジナルな世界」ではオペラ座の怪人でもかなり、オリジナルな登場人物がでてきます。
ここで、簡単に紹介します。
ずいぶんねつ造してありますが、寛容なお気持ちで読んでくださいませ。

オペラ座の怪人(エリック)      

言わずとしれたこの世界の主人公(のはず)。異様に崩れた顔に反比例する美しい声の持ち主。ただし、性格は顔に正比例してねじくれている。フェミニストだったり、甘えん坊だったりするところが妥協のしどころ。(『まぼろしの日々』ほか)



クリスティーヌ・ダーエ(アイラ)   

遙かなる天上界からエリックを救うために下りてきた正真正銘の天使。何があろうともエリックを愛し、受け入れている。エリックもアイラをこよなく愛している。心のよりどころ、慰め。彼女なしでは生きていけないだろうと。人間ではないので、食べないが、日光をエネルギー源にしている。そのため、補給しすぎると暴走して、森を一つ、吹っ飛ばしたこともある(『オペラ座セクハラ騒動』)。また、怪力でエリックを小脇に抱えて走ったり(『仲居さんは見た!桜散る温泉宿で何かが起こる』)、抱きしめてあばら骨を折ったこともある(『オペラ座セクハラ騒動』)。こんな目に遭っているのに、エリックが気にしないのは、愛故か。



アンジェリーナ・フィユシエル

エリックを慕う8歳の少女。金髪碧眼の美少女。ただし、悪意はないのに、エリックを窮地に陥れている。妖精を探しに行くとい
ってエリックと井戸に落ちたり(『妖精の森』)、見舞いに来たエリックにおたふく風邪を移して、それがオペラ座全体に広まって、オペラの公演がお化け屋敷に変更になったり(『オペラ座の怪談』)、行くところ騒動が絶えない。でも、エリックはアンジェリーナ・の友達。



ヴィクトーリア・フィユシエル

アンジェリーナの母親。女流冒険家。かつてナーディル・カーンとアルプス越えをしたことがある。彼から武術も学んだ。得意はフライパン・ヒット。



ナーディル・カーン
 
ペルシャ時代からのエリックの親友?ペルシャを追放され、砂漠で死にかけたところを、「白き傭兵」の王に拾われる。その後、王女の乳母をしながら傭兵として名をあげ、将軍へ上り詰める。腕も立つがご婦人にもモテモテ。世界中に恋人がいるという噂がある。現在はパリに遊びに来ていて、暇をみてはエリックにちょっかいを出しているが、陰でエリックの幸せを守っている。
(『凍える河』『ヴェネチアン・ナイト』『逝く恋』『夕闇にまぎれて』など)



アウレア殿下

ナーディル・カーンの養い子。彼曰く「暴れ馬、おてんば、凶暴、わがまま・・・・・でも大事な娘」。王亡き後、「白き傭兵」を統べている。が実務はナーディルがやっている。(『夕闇にまぎれて』)



アナベラ・コルフェライ

ヴェネチアの最下層の娼婦。ナーディル・カーンとのたった一晩の出会いが、彼女の人生を変える(『ヴェネチアン・ナイト』『男は生涯にひとり忘れられないひとに逢う』『逝く恋』)ナーディル・カーンを愛しているが・・・。



アンドレア・ヴェンドラミン

ヴェネチアの総督でナーディル・カーンの親友。誰もが魅了される瞳と笑顔の持ち主。アナベラの専属雇い主となり、彼女をヴェネチア一の高級娼婦に育て上げる。はじめは彼女の教育担当だったが、いつの間にか恋人に昇格。色々と苦労を背負い込む性格。(『ヴェネチアン・ナイト』『男は生涯にひとり忘れられないひとに逢う』『逝く恋』)



アンドレ&フィルマン

オペラ座の支配人’s。アンドレさんはいつもスキップしてるように楽しげだが、フィルマンさんはなにかとエリックにいじめられて胃を痛くしている(『オペラ座セクハラ騒動』など)



ロシュフォール

コルレオーネ伯爵の警護&暗殺者。ウサギのぴょん太くんを溺愛している変質者。エリックにぴょん太くんを助けてもらった恩は感じているが、変態呼ばわりされたので、嫌っている。趣味じゃないけど女装して、ナーディル・カーンに口説かれたこともある。(『オペラ座に来た変人もしくはロシュフォールさんの恋人』)



ぴょん太くん

片方の眼の周りだけが黒い白ウサギ。事実上のロシュフォールさんの恋人。純情な乙女・・・。宝物は毎日ロシュフォールさんがくれる薔薇をドライフラワーにしたものと、彼とツーショットの肖像画。浮気を悲観して家出する(じつは勘違い)このキャラクターは二度とかけないと思う。(同)



ローレンス


伯爵の警護の責任者。勤勉実直なおじさま。ロシュフォールさんの育ての親でもある。子供の頃は一緒に眠ったり、遊んであげたりして、完璧に育てたはずなのに、なぜロシュフォールさんがウサギを溺愛する変質者になってしまったかは、人生の謎。



ロシュフォール

ローレンスの兄。上記のロシュフォールさんとは別人だが、彼の暗殺者としての才能を見いだし、教育したヒト。ヒョウ柄を好んだので、豹柄のロシュフォールとも呼ばれる。並ぶ物なしといわれた凄腕の暗殺者だったが、肺結核にて夭折する。仲間内からも恐れられていたが、すすんで殺しを請け負っていた。自分が殺せば、恨みは自分だけに集中するからという想いから。本当は誰よりも優しい人(『おやすみ、また明日』)



フォボス

ぴょん太くんの恋人のロシュフォールさんの実の姉。まれにある一卵性の姉。絶世の美女だが、この人もある伯爵おかかえの暗殺者。副業は伯爵の愛人。林さん×2という孔雀を飼っていて、ボディーガードをさせている。



林さん×2

フォボスの部屋に済む雄の孔雀2羽。フォボスに逢いたいときは、まずこの孔雀さんを褒めちぎらないと、ドアを無事に通れない。強行突破すれば、もれなく「孔雀キック&パンチ」をもらえる。現在「林さん×2攻略本」がちょっとしたブーム