母の繭

4月
真綿色の輝き
母の若さの源
春は命萌えいずる時・・
桑園のそこかしこで
そよ風は
芽吹きを応援します






5月
桑園は若い緑葉に覆われます
かたわらの大きな桑の木はたわわに
実を付け始めました









ジャガイモの花も咲きました
洞爺・北あかり・レッドアンデス


 6月
 蚕たちは4回の脱皮を繰り返し
 繭を作り始めます
10階建てマンションの
大きな街のような
蚕たちの家です












出荷できない繭は
母オリジナルの
♪コサージュや髪飾りに♪




 

 タマネギ・ビート・紅茶・コーヒーなどで
 染色して・・・






 そして繭まくらに・・・
アイピローも
いいですね(^_-)-☆





中の蛹を除き洗います
このやわらかい真珠色
輝くばかりです


レモンバームで染色してみました
リラックス効果もプラスして・・






磨いた時にできた真綿は・・・
さあ ♪どうしましょう♪ 

自然に解して甘撚りに・・
ガーター編みで♪
風合いを
楽しむことにしました。 

(副蚕糸を使って・・)



母の母や祖母たちは
かつて、繭から絹糸を紡ぎ
 家族の着物や
 嫁ぐ娘たちの晴れ着を
 その成長と幸せを願いつつ
 丹念にこしらえたそうです。
母が大切にしているもの
その精神
私が少しでも引き継げたらと・・
思うのですが。






手のひらサイズの浴用ハンドタオルに・・
甘撚りにした糸を紫芋で染めてみました
淡ーい優しい色合いが
思った以上に美しくうっとりしてしまいます
いかがでしょうか(^_-)-☆
何を編んでみましょうね

しっとりした使い心地を
楽しみます
お気に入りの石けんがあればGood♪



ローゼル+クエン酸で染めてみました
綿菓子のようなやさしさ・・
チョッとお気に入りです

マロウ+クエン酸も
やさしい色調に仕上がっています



紫芋・ローゼル・マロウ染めの
フェイスチーフ・ボディチーフです。
シルク100%の心地よさは
格別です






今回の副蚕糸は
親繭と呼ばれる2匹の蚕が作った繭も
使ってみました。
晩夏に赤シソ+クエン酸で染色液を
作り、冷凍保存していたものです。
きれいな桜色に染まり
「さくら繭」を咲かせてみました。
長時間の運転には
背にあてるドライブピローが心地よく
私のお気に入りです(右)

♪25個の「さくら繭」を
ラベンダー&ローズの香りとともに
ドライブピローにしてみました。









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