| ■1、痔核とは |
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痔核は肛門の静脈が怒張して球状に膨れたものがその本体です。言うなれば肛門静脈瘤なのです。したがって皮膚にできるいぼとは、同じいぼと言われても全く異なる別物なのです。往々にして遺伝性の体質によって肛門の静脈瘤が出来やすい人が存在します。このような体質とは、肛門部の静脈の血流が流れが悪くうっ血しやすいため、静脈の内圧が高くなり、静脈壁を内部から押し広げて球状のふくれ、すなわち痔核を発育させてしまうのです。
(左写真)
痔核は出来る場所により、皮膚下に出来る外痔と粘膜下に出来る内痔に大別されます。おおむね時間に比例して成長し続けますが、女性の場合は、妊娠中に加速度的に成長して、急速に症状が現れることがまま見られます。痔核の成長の早い人遅い人とまちまちですが、個人の排便や飲酒などの生活習慣による違いもさることながら、成長速度の違いは、遺伝的な素因が大きいものなのです。
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| 外痔 |
肛門の縁の部分に出来ます。ただ存在しているだけでは気付きませんが、突然激しい痛みを伴い肛門の縁にしこり状のかたまりとして感じます。これが外痔に血液が固まってつまった血栓性外痔核です。
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| 内痔、脱肛 |
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小さいうちは何の自覚症状も有りませんが、やや大きくなると排便する時に痛みのない出血があり異常に気づく事が多いものです。しかし肛門の内部にありますから姿が見えません。もっと大きくなると、肛門部を中から刺激して、肛門の違和感や残便感を感じるようになり、さらに大きくなると排便後に肛門外に出てくるようになります。こうなると内痔も脱肛と呼ばれます。
さらに月日がたつうちに次第に全周性に出てきて常に出っぱなしとなり、また中に戻せなくなって激痛を来すこともしばしばです。脱肛と似たものに直腸脱と肛門ポリープがあります。また同じように粘膜が出てくるものにホワイトヘッド肛門(手術後症)が有ります。
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| 実際の痔核脱肛の写真
と進行程度 |
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内痔、外痔を実際に見たところです。それぞれがひとかたまりのブロックを形成しています。(左写真)
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年齢が40才になっても体質的に余り痔核が発育していない例です。(右写真)
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内痔がやや目立つ例です。(左写真)
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さらに内痔が発育した例です。痔核の立体感が増し相互に折り重なっています。(右写真)
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一層痔核が大きくなり、外に脱出した例です。こうなると脱肛と呼ばれます。(左写真)
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さらに進むと本来肛門内にある総ての痔核が脱出してきます。全脱肛と呼ばれます。(右写真)
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脱肛を生じているうちに、肛門の筋肉で締められて静脈の流れが止まり痔核内の血液が固まり、血栓を作った例です。激痛を伴います。(左写真)
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