| ■手術について知りたいこと 麻酔法など |
| 手術の麻酔法 |
外来日帰り手術の場合は、局所麻酔あるいは神経のブロック法を用います。麻酔の針を刺す痛みがありますが、術中は苦痛は余りありません。
入院手術の場合は、ほとんどの方は下半身麻酔(腰椎麻酔)で、手術を行います。この場合は、針の刺し入れも感覚の鈍い背中なのであまり感じません。術中、痛みはまったくありません。当院では麻酔医標榜資格を有したベテランの医師が麻酔を行います。
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麻酔の危険性について
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麻酔薬のアレルギーによる重篤な症状の発現は、極めて頻度の少ないものです。大部分の方は、抜歯などで麻酔経験を持っていますから、気分が悪くなった経験など、このような麻酔剤に対するアレルギー反応を有する方は、問診でほぼチェックが出来ます。腰椎麻酔は時として起きあがった場合のみに感じる頭痛が残る事がありますが、一週間以内に消失します。
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| 手術姿勢 |
ごく自然なうつぶせの体位です。当院では極端な屈位や婦人科のような開脚位はとりません。妊婦さんで、うつぶせ位が出来ない場合は例外です。外来の小手術の場合は、横向の診察姿勢のまま行うこともあります。
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| 術後の痛みについて |
手術当日は、そのままですと痛いので、鎮痛剤の注射を行い痛みを制御しますから、それほどの苦痛は有りません。翌日からは排便時にやや痛い程度ですが、それも切れ痔の方が体験する痛みとそれほど変わりありません。すなわち、手術による肛門の傷でも、切れ痔の傷でも、同じように便の刺激で肛門がキューッと痙攣を起こす場合が有るわけです。これらの現象は、薬による便のコントロールと鎮痛剤の事前服用によって比較的楽に過ごすことが可能です。手術当日は注射を行いますが、翌日からは不要となりすべて飲み薬の鎮痛剤で十分です。
この飲み薬の鎮痛剤ですら不要の方もいらっしゃいます。また当院では痔瘻の手術では、新しい手術法を行うため、手術の傷の中にガーゼを突っ込む従来の管理法は全くやりませんので、激烈な痛みなど皆無です。痔の手術は恐ろしく痛いと言う概念は、新しい手術や管理法によってすでに過去のものとなっています。
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| 手術時間 |
3個切除でさらに副痔核の処理を併用した場合でも、15分くらいです。傷は溶ける糸で縫いますので、抜糸は不要です。痔瘻の手術や肛門狭窄、慢性裂肛の手術も同様です。
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| 入院生活 |
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| 翌日より歩行、排便に行けます。入浴は翌々日からです。温水洗浄器などでの肛門の清潔の確保と良好な排便に専念していただきます。談話室は患者さん同士の情報交換や楽しい会話、リラクセイションの場です。先輩の親切な指導も受けられ、誰でもすぐ仲間にはいれる不思議なスポットです。ここに集まって楽しく過ごす人は治りが早いようです。病は気から・・・本当にそのとおりですね。 |
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| 談話室でのフルート演奏 |
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和やかな食事風景
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| 入院期間 |
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1泊−14日とまちまちです。肛門疾患の種類や程度、手術法などによって異なりますが、本格的な手術をした場合は、10日程度は考えた方が良いと思います。
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| 合併症、後遺症 |
術後に硬い便を無理に出したり、大きなおならによって手術部分が裂け出血を来す場合があります。全国的には100人に一人の割合で、出血が見られるとの報告があります。慎重な便コントロールによってこの問題は回避できるのです。痔核や痔瘻の手術は以前の方法と異なり、現代では狭窄や失禁などの後遺症が極めて少ない術式です。痔核の手術では便失禁をおこすことなど皆無です。
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| 職場復帰 |
病状や治療内容により、また職種によって異なりますが、1〜3週間程の休業が望ましいです。
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| スポーツ |
これも一概に言えませんが、3週間は経ってからの方が無理がありません。
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| 入院費用 |
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社会保険、国民健康保険(3割負担)老人(1割負担)などが
適用されますので比較的安価です。
(例) 痔核、脱肛手術を行う場合の入院費用概算
| | | | | | | | | | | (別に保険規定による食事代一部負担金があります。) |
| | | | | | | | | | | (別に保険規定による食事代一部負担金があります。) |
| ※但し診療費内容によっていくらか増減いたします。個室御希望の場合は個室料は別料金です。
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| 手術法 |
・痔核に対する手術
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・痔瘻(ぢろう)に対する手術
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・肛門狭窄、慢性裂肛手術
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| 手術後の再発 |
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痔核手術では当院規格で痔核6ヶ所をアタックすれば再発は極めて少ないものになります。便通をきっちり管理すればほぼ一生大丈夫でしょう。反面、たとえば外来で1カ所を簡便に切除する安易な手術の場合、恐らく将来取り残した部分が再び症状を現します。
痔瘻手術は原則的には完璧に一次孔を解放、切除しておけば同一の痔瘻は再発いたしません。しかし肛門機能の低下を避けるため括約筋温存手術が行われた場合、経過中筋肉の閉鎖部の癒合不全が起きた場合は時として再発する事があります。
裂肛手術は硬い便による「けが」が原因ですから、以後硬便を避ける日常生活を厳密に行えば大丈夫です。 |
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