岡山県津山市河辺943-1
 
 

■痔の治療、疾患別解説
直腸脱の手術


 痔核脱肛手術に準じるもの、PPH(器械によるつり上げ)、環状切除、程度の進んだ直腸脱には、腹腔内視鏡下での腹部側からのつり上げ法があります。

裂肛の治療
1、薬による治療


 軽い切れ痔が対象です。軟膏や座薬などのお薬で治ります。便通のコ ントロールも必ず併せて行います。ほとんどの方は薬の治療で十分です。

2、手術療法


やや進んだ切れ痔:

 薬で肉が盛って治らないものや、やや狭くなって切れやすい肛門には、簡単な手術やLSIS法などをおこないます。1−2分の簡単な手術です。入院は通常不要です。
 

肛門が狭まくなった重い切れ痔:

 狭まくなった肛門に皮膚をはめ込み、肛門の径を広げる必要があります。このようなSSG法を行った場合には入院が必要です。(下に写真掲載)

 この写真は、慢性の裂肛を繰り返すことによって、全く指も入らないほどに肛門が狭くなった症例です。排便が出来ず重大な状態です。

手術前狭窄状態
手術前狭窄状態
手術直後


 慢性の裂肛部分を切除した後、肛門から背中よりの皮膚を舟形に切って、狭くなった肛門の内部に滑り込ませて、その皮膚の幅の分だけ肛門が広がるようにするわけです。
手術途中ですが、狭い肛門が十分広がりました。

 
術後はうまく皮膚が裂肛部だった所を被い、太い肛門鏡も入るようになりました。


手術後外見


 はぎ取られた皮膚の部分は当初は大きな傷に見えますが、術後はほとんど目立たないほどに小さな瘢痕になっています。

痔ろうの治療
1、薬による治療

 無効です 。薬で痔瘻が治りきることはまずありません。単なる時間稼ぎの意味合いとなります。早期に手術を決断すべきです。
2、手術療法

肛門周囲膿瘍:

 肛門の周りに膿がたまった状態です。この強い炎症状態から脱却するために、先ず適当な大きさで切開を行い膿を出し、その後原因となった肛門腺を取り除く痔瘻手術を行います。

単純な浅い痔ろう:

 開放手術またはセトン法、瘻孔摘出が行われます。軽い痔瘻の手術は時間も短く簡単です。外来手術もしくは数日間の入院です。

進んだ複雑な痔ろう:

 一次口の切除、瘻孔摘出、くりぬき法を行い、可及的に括約筋温存手術(括約筋の損傷が比較的少ない手術)を行います。10日から2週間程度の入院が望ましいです。

痔ろう摘出(瘻管くり抜き術)



瘻管くり抜き

 


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