| ■痔の治療、疾患別解説 |
| 直腸脱の手術 |
痔核脱肛手術に準じるもの、PPH(器械によるつり上げ)、環状切除、程度の進んだ直腸脱には、腹腔内視鏡下での腹部側からのつり上げ法があります。
|
| 裂肛の治療 |
| 1、薬による治療 |
軽い切れ痔が対象です。軟膏や座薬などのお薬で治ります。便通のコ ントロールも必ず併せて行います。ほとんどの方は薬の治療で十分です。
|
| 2、手術療法 |
やや進んだ切れ痔:
薬で肉が盛って治らないものや、やや狭くなって切れやすい肛門には、簡単な手術やLSIS法などをおこないます。1−2分の簡単な手術です。入院は通常不要です。
肛門が狭まくなった重い切れ痔:
狭まくなった肛門に皮膚をはめ込み、肛門の径を広げる必要があります。このようなSSG法を行った場合には入院が必要です。(下に写真掲載)
|
この写真は、慢性の裂肛を繰り返すことによって、全く指も入らないほどに肛門が狭くなった症例です。排便が出来ず重大な状態です。
|

手術前狭窄状態
|
 |
慢性の裂肛部分を切除した後、肛門から背中よりの皮膚を舟形に切って、狭くなった肛門の内部に滑り込ませて、その皮膚の幅の分だけ肛門が広がるようにするわけです。
手術途中ですが、狭い肛門が十分広がりました。
|
術後はうまく皮膚が裂肛部だった所を被い、太い肛門鏡も入るようになりました。
|
|
|
|
はぎ取られた皮膚の部分は当初は大きな傷に見えますが、術後はほとんど目立たないほどに小さな瘢痕になっています。
|
| 痔ろうの治療 |
|
| 1、薬による治療 |
無効です 。薬で痔瘻が治りきることはまずありません。単なる時間稼ぎの意味合いとなります。早期に手術を決断すべきです。
|
| 2、手術療法 |
肛門周囲膿瘍:
肛門の周りに膿がたまった状態です。この強い炎症状態から脱却するために、先ず適当な大きさで切開を行い膿を出し、その後原因となった肛門腺を取り除く痔瘻手術を行います。
単純な浅い痔ろう:
開放手術またはセトン法、瘻孔摘出が行われます。軽い痔瘻の手術は時間も短く簡単です。外来手術もしくは数日間の入院です。
進んだ複雑な痔ろう:
一次口の切除、瘻孔摘出、くりぬき法を行い、可及的に括約筋温存手術(括約筋の損傷が比較的少ない手術)を行います。10日から2週間程度の入院が望ましいです。
|
|
|
|