Z A K K A N  BUCKNUMBER

第二回「ゲームセンターの両替機」(2002年2月掲載)


御存知の方もおられるかもしれませんが、先日、岡山・倉敷のゲームセンター、カラオケ店の両替機から偽1万円札が計12枚見つかりました。
(一応店名は伏せておきます)
犯人がどうこう言うのは警察に任せまして、ここでは、この事件でのもう一つ問題である「両替機を偽札が通った事」について、私なりに思った事を書こうと思います。

偽札はいずれも文字が二重になっているなど、印刷がずれており、透かしも無く、また紙質もつるつるしている為、警察ではカラーコピーを使ったものでは、との見解を示しているようです。
しかし、問題の両替機はいずれも大きさ、色、磁気に反応するタイプで、すかしや印刷のずれ等には感知できず、偽札の識別能力が低い、同様のタイプだったそうです。
つまり、それだけ今回の両替機はタイプが古かった、という訳ですが、逆に言えば、それだけタイプの古い両替機を置いておかざるを得ない・・・そういう事でもあります。

ご存知の通り、ゲームセンターには必需品と言える両替機。 しかし、限定された機能、経済的な事情等から見ても、なかなか買い替える物ではないのが事実です。
それ故に自動販売機以上に狙われやすい・・・以前の偽500円玉騒動の時もそうでした。
結果として、多くの両替機では一時的に500円玉の使用が禁止され、大変困ったのは皆さんの記憶にも新しい事かと思われます。
今でも新500円玉との混在が続いており、どちらか片方しか使えない両替機も多いですよね。

つまり、このような騒動で被害を受けるのは経営者だけではなく、それを利用する我々一般客である、という事実を両替機メーカーの方には忘れて欲しくないのです。
それだけに、両替機にもセキリュティの向上だけでなく、新たなサポートシステムが必要とされているのでは・・・と私は今回の一件で改めて思ったのですが・・・
最後まで読んで下さった方、有り難うございました。
もし何か御意見等ありましたら、掲示板やメールにてお受けします。
乱筆乱文失礼致しました。

TOPへ