屋根板と屋根板の間に(3B程)吊子(通し吊子、屋根板と同じ長さの物もあります)を入れ垂木にとめていき、その上にキャップをかぶせたたみ込んでいきます、地下水を屋根に散水する場合には、キャップと屋根板の重なり部分にコーキング(ノリの様な物)を入れ水の廻り込みを防ぎます、水の廻り込みに強いので、傾斜のない屋根でも施行できます。
弱い点として、キャップの段差で、雪の横えの移動ができず、雪の切れが悪い事や、(ひどい場合軒先の垂木を折ることもあります)、屋根板どうしの結合が強いので、屋根の4辺が腐食して屋根裏に風が差し込んだ場合、 凧の様な状態になり、風にまけることがあります(30年程前のスクリュー釘が使用されていない屋根が要注意です)。

  
カバーリング工法
瓦棒カバーリング ニュールーフ、カバーリング

瓦棒葺には、カバーリングと言う古い屋根板を剥がずに(唐草周りは、15〜25Bほど剥ぎます)新しい屋根板を張る工法があります、但し野地板や垂木に破損が目立つ場合には、お勧めできません、またニュールーフによる施行は、板厚を厚めにすることをお勧めします。

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